不動産業向けCRM(顧客管理システム)とは?すぐにわかる導入メリットと選定ポイント
様々な顧客情報を一元管理できる不動産向けCRMは、営業活動を効率化する有効な手段として重宝されています。
自社に最適な不動産向けCRMを導入するにあたって、基本的な機能や活用方法、サービスの比較ポイントなどを事前に把握しておく必要があります。
この記事では、不動産向けCRM(顧客管理システム)の導入メリットや選定ポイントを詳しく解説します。
目次[非表示]
- 1.不動産業向けCRM(顧客管理システム)とは
- 2.不動産業向けCRM(顧客管理システム)の導入メリット
- 2.1.①営業プロセスを最適化できる
- 2.2.②顧客情報の一元管理とセグメンテーション
- 2.3.③不動産売買ポータルサイトと連携した情報管理
- 3.不動産業向けCRM(顧客管理システム)の活用方法
- 3.1.①顧客へアプローチするタイミングを最適化する
- 3.2.②営業のDX化で属人化を防ぐ
- 4.不動産業向けCRM(顧客管理システム)の選定ポイント
- 4.1.①オンプレミス版かクラウド版か
- 4.2.②どのような業務に特化したCRMなのか
- 4.3.③ユーザーに親切なUIを搭載しているか
- 4.4.④サポート体制の充実度
- 5.顧客とのコミュニケーションを促進するならFacilo
- 5.1.①直感的かつスピーディな物件提案
- 5.2.②顧客ログの分析に基づいたアプローチ
- 6.まとめ
不動産業向けCRM(顧客管理システム)とは
CRMは顧客管理システムとも呼ばれ、顧客に関する様々な情報管理を一元化して、業務効率化を図るためのツールです。
Customer Relationship Management(カスタマーリレーションシップ マネジメント)を略したものがCRMであり、日本に直訳すると顧客関係管理を意味します。
CRMの主な役割は、顧客の氏名・年齢・性別などの属性情報の収集やセグメント化、行動分析などを通じて顧客へのアプローチを最適化することです。
不動産業向けに開発されたCRMは、顧客の来店率・成約率・顧客満足度などを向上させるための多彩な機能が搭載されています。
特に顧客情報に基づいた営業活動が求められる不動産仲介業者では、CRMは不可欠な業務効率化ツールとして重宝されています。
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不動産業向けCRM(顧客管理システム)の導入メリット
不動産業向けCRMの導入メリットは、営業プロセスの最適化や顧客情報の一元管理などがあげられます。
ここでは、代表的な3つのメリットを紹介します。
①営業プロセスを最適化できる
不動産業の営業プロセスでは、物件に関する問い合わせや商談予定、メール対応などの様々な業務が発生します。
不動産業向けCRMは、下記の顧客情報管理や事務業務を効率化して、営業プロセスを最適化します。
▼不動産業向けCRMで効率化できる業務
- 物件の問い合わせ管理
- 不動産物確の自動応答
- オンライン内見の予約管理
- 顧客一人ひとりの商談管理
- 物件の契約管理
- メール配信の自動化
- LINE、SNSとの連携した顧客対応
- 自社サイトや不動産ポータルサイトからの情報取り込みなど
CRMの導入は営業担当者の事務作業を効率化するだけではなく、営業部門全体の情報共有を円滑にして組織のパフォーマンスを向上します。
②顧客情報の一元管理とセグメンテーション
不動産仲介業では、顧客との商談をはじめ、メール・チャット・SNSなどの複数チャネルでコミュニケーションが発生します。
不動産業向けCRMは、異なる複数のチャネルで取得した顧客情報を一つのシステムに集客して管理できます。
集約した顧客情報は、顧客の年齢・性別・職業などの属性や商談の進捗状況、サイト内での特定の行動などの項目でグループ化することも可能です。
③不動産売買ポータルサイトと連携した情報管理
不動産向けCRMは、大手をはじめとした不動産売買のポータルサイトと連携して、顧客情報を自動的に取り込めるようになっています。
取り込んだ情報は重複チェックを自動的に行い、さらに顧客ごとに情報を仕分けしたり、メールの自動返信を設定したりできます。
不動産売買のポータルサイトや自社サイトと連携した情報管理により、商談・営業に向けた情報取得と整理の手間が大幅に省けます。
不動産業向けCRM(顧客管理システム)の活用方法
ここからは、不動産業向けCRMで業務効率化を実現するための活用方法を2つ紹介します。
①顧客へアプローチするタイミングを最適化する
CRMに蓄積した情報から、顧客ごとの商談内容や進捗状況、その他の行動履歴などを可視化できます。
様々な情報を多面的に分析することで、顧客がどのような物件に興味関心を持っているか把握できるため、最適なタイミングでのアプローチが実現します。
ただし、不動産業向けCRMによって分析機能の有無や分析項目が異なるため、導入前に確認しておくことが大事です。
②営業のDX化で属人化を防ぐ
営業担当者ごとの成績が大きく乖離している場合、営業ノウハウが個人に偏っている可能性があります。
CRMは顧客情報や商談履歴などのデータを一元化し、営業部門の担当者全員が同じ情報にアクセスできるようにします。これにより、営業ノウハウの標準化を図り、属人化を防ぐことが可能です。
不動産向けCRMは、透明性の高い組織の構築に役立ち、営業部門全体で業績アップに取り組めるようになります。
不動産業向けCRM(顧客管理システム)の選定ポイント
不動産向けCRMをこれから導入する際、注目すべき4つの選定ポイントを紹介します。
①オンプレミス版かクラウド版か
不動産向けCRMの導入方法は、オンプレミスかクラウドの2種類あります。
オンプレミス版を選んだ場合、自社でシステムを運用するためのインフラを整備する必要があります。自社サーバーで管理するため、最適なシステムにカスタマイズできるメリットがある一方、多額の初期費用が必要です。
クラウド版の場合、ベンダーが提供するクラウドサーバー上でサービスを利用するため、自社でインフラを整備する手間が省けます。オンプレミス版よりもカスタマイズ性は低いですが、初期費用を大幅に抑えられるのがメリットです。
ただし、近年はカスタマイズ性にも優れたクラウド版の不動産業向けCRMも存在します。
②どのような業務に特化したCRMなのか
不動産業の顧客管理で利用できるCRMには、汎用型と不動産特化型があります。
汎用型は幅広い業種・用途に対応できる機能になっており、一般的な営業活動や顧客管理を効率化します。
不動産特化型のCRMなら、物件リストの管理や顧客とのコミュニケーションの追跡などの専用機能が搭載されており、より快適な営業プロセスに改善することが可能です。
CRMによって、自社の店舗やWebサイト、不動産売買ポータルサイト、SNSとの連携性が異なるため、事前に確認する必要があります。
③ユーザーに親切なUIを搭載しているか
UI(ユーザーインターフェース)とは、ユーザーとシステムをつなぐ接点を指し、操作性や使いやすさを表現する言葉です。
CRMに必要な機能が搭載されているのはもちろんのこと、各機能を誰でも直感的に操作できる、管理画面が見やすいという点も重要な選定ポイントです。
優れたUIを搭載したCRMであれば、従業員が実際に業務に活かせるまでの時間と手間を省けます。
④サポート体制の充実度
各種設定のサポートや操作マニュアルの提供などを行っているベンダーであれば、システム導入時に従業員に大きな負担がかからなくなります。
ベンダーによっては、CRMを活用した営業スタイルの構築や戦略策定をサポートしてくれるケースもあります。
特別なサポートをオプションで提供しているベンダーもあるため、料金プランと合わせて確認が必要です。
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顧客とのコミュニケーションを促進するならFacilo
不動産向けCRMは、あくまで顧客管理に特化したサービスのため、顧客への物件提案や追客の効率と質を高めるには限界があります。
『Facilo(ファシロ)』は、クラウド×AIをかけ合わせた最新テクノロジーを駆使して、不動産仲介における顧客とのコミュニケーションや情報管理を一元化するツールです。
顧客ニーズに即したスピーディーな物件提案や、顧客行動の分析に基づいた追客のタイミングの最適化などで、成約数・成約率アップを支援します。
ここからは、Faciloの魅力的な機能を紹介します。
①直感的かつスピーディな物件提案
レインズ上で物件検索条件を顧客ごとに保存し、ワンクリックで読み込めるだけでなく、条件に該当する新着物件や価格更新があった物件も、直感的かつスピーディに判別し提案することができます。
さらに、貴社の営業担当者様から送付された情報を顧客ごとに自動生成して、お客様マイページに集約することが可能です。
これにより、過去に提案した物件情報の一覧化、比較・検討を強力にサポートするとともに、複数の営業担当者で共有することで、営業担当者同士のコミュニケーションを円滑化します。
②顧客ログの分析に基づいたアプローチ
物件に対する顧客の反応が見えず、提案が手探りになっている課題には、Faciloの顧客ログが便利です。
「物件購入の本気度の高いユーザーが誰か」「そのユーザーが重視している条件や気になっている物件が何か」を把握できるため、的確な内容・タイミングでの継続フォローが可能になります。
管理職目線では、営業担当ごとの顧客フォロー状況も確認でき、貴社の組織全体のパフォーマンス向上をFaciloがサポートします。
Faciloでは、現在利用しているCRMや自動追客ツールと併用した効率的な運用のアドバイスまで提供しており、不動産仲介業の売上成長を戦略的に進められるようになります。
また、サービスの導入研修・活用研修が対面やオンラインで丁寧に行われるため、スムーズに組織全体に浸透させることが可能です。
まとめ
この記事では、不動産業向けCRMについて以下の内容で詳しく解説しました。
- 不動産業向けCRMの導入メリット
- 不動産業向けCRMの活用方法
- 不動産業向けCRMの選定ポイント
不動産業で役立つ機能が搭載されたCRM(顧客関係管理)は、複数チャネルにおける顧客接点から得た様々な情報を一元化するシステムです。
属性情報や商談履歴、商談の進捗状況などを容易に可視化できるため、顧客にパーソナライズした営業戦略の策定につなげられます。
CRMだけでは実現できない事務作業の効率化や顧客との円滑なコミュニケーション、追客の最適化を行いたい場合、不動産仲介業を支援するクラウドツール『Facilo(ファシロ)』にお任せください。
顧客が求める物件を圧倒的な早さで提案できる機能や、物件比較・検討をしやすいお客様マイページの提供、マイページのアクセス分析に基づいたタイムリーな提案で顧客体験を向上します。
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