【賃貸・売買仲介会社向け】物件紹介の効果的な方法とおすすめツール
賃貸や売買仲介において、取引の入口となる物件紹介はとても重要です。顧客のニーズに合った物件をタイミングよく紹介できれば、顧客との信頼関係構築につながる他、成約率のアップも期待できます。
本記事では、成約率アップを目指せる効率的かつ効果的な物件紹介の方法を解説すると共に、他社との差別化に役立つ、賃貸・売買仲介会社向けの最新デジタルツールを紹介します。
目次[非表示]
- 1.賃貸・売買仲介における物件紹介の重要性
- 2.不動産会社の成約率アップにつながる物件紹介方法
- 3.他社と差がつく賃貸・売買向け最新デジタルツール
- 3.1.TV電話やWeb会議ツール
- 3.2.顧客専用マイページ
- 3.3.VR/AR技術
- 3.4.物件資料作成ツール
- 4.Faciloを使って物件紹介を効率化しよう
賃貸・売買仲介における物件紹介の重要性
不動産を購入したり賃貸したりする際、最初に見た物件だけで決定するという人はあまりいません。
一般的な購入・賃貸希望者にとっての不動産会社への初回問い合わせは、市場を理解しようとする情報収集の段階であることも少なくありません。そこからさまざまな物件を比較検討して、自身の予算や要望にあった物件を絞り込んでいく、というのが通常の流れです。
こうした「顧客が最初の問い合わせ物件で即決することはほとんどない」という事実を踏まえると、不動産会社が自社の提案物件で成約してもらうには、物件提案の質を向上して、「この不動産会社の物件で決めたい」と思ってもらう必要があるということです。
物件紹介で顧客との信頼関係の構築も可能
質の高い物件提案とは、顧客一人ひとりのニーズに合った物件を、最適なタイミングで提案できることを指します。顧客にとって、自分にぴったりのタイミングで最良の物件を紹介してもらえることは、その不動産会社への信頼感が高まるきっかけになります。このように、物件提案の質を向上させることで、顧客との信頼関係を築けるでしょう。
さらに、顧客に満足してもらえれば、将来的に住み替えの際にも取引先として再び選んでもらえる可能性が高まります。加えて、口コミで評判が広がることで、新たな顧客を引き寄せることにもつながるでしょう。
不動産会社の成約率アップにつながる物件紹介方法
質の高い物件を提案し、顧客の成約率をアップするにはどのような方法が有効なのでしょうか。メール、動画、ブログ・SNSに分けて、物件紹介を効率化するコツを解説します。
メール
不動産会社の顧客とのやりとりにおいて、メールは重要な連絡手段です。メールは時間や場所を選ばず顧客にアプローチできる反面、対面や電話などと異なり、顧客の要望を直接探るのが難しいというデメリットがあります。
メールでの物件紹介で成約率をアップするには、問い合わせ内容から顧客のニーズや要望をくみ取り、答えとなりそうな情報を入れて返信するのが効果的です。顧客が必要とする情報を的確に伝えることで、次の展開につなげていけます。
不動産の追客に効果的な文面のテンプレートは、連絡する場面やタイプ別に多く公開されています。
こちらの記事では、追客メールの返信率をアップさせるコツや例文をご紹介していますので、参考にしながら独自のパターンを確立するとよいでしょう。
また、より密で手軽なコミュニケーションを可能にする、チャットツールを導入するのも一つの方法です。
動画
写真の5,000倍もの情報量があるともいわれる動画は、静止画では伝わりにくい部屋の様子や間取りの位置関係なども盛り込めるので、上手に活用すれば物件紹介の効果的な媒体になります。
動画のメリットは、視聴した顧客がまるでその場にいるかのようなリアルな感覚を味わえる点です。オンライン内見やVR内見に準じるものでありながら、好きなタイミングで手軽に気になる物件の様子をチェックできます。内見に近い内容となるよう、簡単な説明を加えながら、実際に物件案内をしているような目線で撮影するとよいでしょう。
最近では、物件ポータルサイトの他、YouTubeやInstagram、TikTokなど動画の利用範囲も広がってきています。ターゲット層に合わせて、幅広く活用するのがおすすめです。
ブログ・SNS
ブログやSNSは、ユーザーをホームページへと誘導するツールとして有効です。
物件紹介のみならず、自社で取り扱っているエリアの生活環境の紹介、不動産の売却や賃貸に関する基本知識やノウハウの紹介など、検索ニーズに合わせたコンテンツを取り扱えば、そこを入口としてホームページのアクセス数を獲得できます。
自社ホームページの情報量を増やし、頻繁に更新すると、問い合わせや実際の来店予約など反響につながりやすくなります。ユーザーの滞在時間を伸ばせれば、さらにアクセス数や反響の増加が期待できるでしょう。
さらに、コメントを残してくれる顧客がいれば、ブログやSNSを介したコミュニケーションにもつながります。リアルタイムで疑問に答えたりアドバイスをしたりすることで、顧客は「この会社は親身になって相談に乗ってくれる」と感じ、会社への信頼感が高まるでしょう。
他社と差がつく賃貸・売買向け最新デジタルツール
物件紹介において最新デジタルツールを採用すれば、顧客体験の面で他社と差別化を図れます。どのようなツールが有効なのか、具体的に見ていきましょう。
TV電話やWeb会議ツール
導入する企業が増えてきているデジタルツールに、TV電話やWeb会議ツールが挙げられます。わざわざ来店してもらう必要がないので、遠方に住んでいたり仕事で忙しかったりして来店が難しい顧客に対しても、効果的にアプローチできるのがメリットです。
対面に近い接客ができるため、希望条件のヒアリングや物件提案なども柔軟にできます。画面共有機能を使えば、対面接客と同じようにその場で資料を見せることもでき、顧客対応の幅が広がるでしょう。
顧客専用マイページ
顧客一人ひとりの専用Webページを自動作成できるツールを活用するのもおすすめです。顧客専用マイページがあれば、過去の提案物件を一覧で管理できる他、顧客側もタグ付けやメモ機能を使うことで、バラバラに資料を送られてくるよりも物件を比較しやすくなります。
また、見込み客の獲得から育成、成約までのマーケティングの流れを自動化・効率化できるシステムに「MAツール」もあります。顧客が興味を持った物件の詳細情報をメールで自動送信したり、顧客ごとの状況に合わせたコメントを自動返信したりすることで、追客活動の効率化が可能になるというものです。
Facilo(ファシロ)の顧客専用マイページは、不動産会社側の顧客管理だけでなく、顧客側から見た時の物件管理も効率化できるのが大きな魅力。顧客に対して、楽に物件探しができる環境を提供することで、他社の物件紹介と差をつけられます。
VR/AR技術
VR(バーチャルリアリティ)やAR(拡張リアリティ)の技術を利用したデジタル内見を取り入れることで、顧客は実際に現地を訪れることなく、遠方からでも物件を内見することが可能になります。
どこからでも内見してもらえるので、不動産会社側も顧客側も物理的な移動にかかる手間やコストを削減できるのがメリットです。また、CGを利用すれば、未完成の物件や改装後の様子などもリアルに描けるため、現実では内見が難しい物件の紹介にも役立ちます。
物件資料作成ツール
物件資料作成ツールを使えば、手間のかかる資料作成を自動化し、業務効率を大幅に向上させることができます。
不動産会社の業務では、物件資料やチラシの作成は不可欠なものです。しかし、物件ごとに行う画像や間取り図の編集、会社情報の反映といった作業は、取り扱う物件数が増えるほど、時間がかかり業務全体を圧迫していると感じている人も多いというのが実情です。
図面編集や帯替えのような基本的な作業に時間を取られ、肝心の顧客対応に十分な時間を割けていないケースも少なくありません。物件資料作成ツールを導入すれば、これらの作業を自動化し、業務の滞りを解消できます。
さらに、Facilo(ファシロ)のように顧客情報を管理できるツールなら、どの顧客にどの物件を紹介したかも自動で共有可能です。蓄積されたデータを活用したニーズ分析を通じて、顧客により的確な物件を効率的に紹介できるようになる点も、大きなメリットです。
Faciloを使って物件紹介を効率化しよう
賃貸・売買仲介において、物件紹介の質の向上と効率化は、顧客との信頼関係構築や成約率アップにつながる大切な要素です。最新デジタルツールを導入すれば、物件紹介の質を高められるだけでなく、顧客体験の向上による他社との差別化にもつながるでしょう。
デジタルツールを探しているならFacilo(ファシロ)がおすすめ。物件検索ツールと物件情報を連携して、手間のかかる帯替えを一瞬でできるなど、資料の作成をはじめとする物件提案作業を大幅に効率化できます。また、ユーザー専用マイページで提案物件を一覧化することにより、顧客側も提案された物件を横並びで簡単に比較できるとご好評頂いています。
業務効率アップと成約率アップの両輪で、貴社の物件紹介を新たなステージに引き上げたいなら、Facilo(ファシロ)の導入をぜひご検討ください。