不動産会社がLINEを有効活用する方法!メリット・注意点・安全な使い方も解説
効果的な物件提案方法を実現する「不動産仲介における顧客満足度向上のメカニズム」とは?
進めるための具体的なステップを紹介!
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LINEは日常の連絡手段として定着しているだけではなく、ビジネスツールとしてもさまざまな業界で活用されています。不動産会社でも、集客や情報発信に取り入れる動きが広がってきました。
しかし、運用上の注意点を理解せずに導入すると、情報漏えいにつながるリスクがあります。
この記事では、不動産会社がLINEを活用するメリットや注意点、安全に運用するためのポイントを解説します。成約率を高めるコツも紹介するので、LINEを有効活用したい方は、ぜひ参考にしてください。
LINEの特徴
LINEは、チャットや音声通話、ビデオ通話を無料で使えるコミュニケーションアプリです。2026年1月時点で国内の月間アクティブユーザーは1億人を超え、幅広い世代に浸透しています。
総務省情報通信政策研究所の調査によると、2024年のLINE利用率は全体で91.1%です。10〜60代では、すべての年代で9割を超えています。
不動産会社にとっても、メールや電話に代わる効果的な連絡ツールとして注目されています。
参照:総務省情報通信政策研究所「令和6年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」
LINE公式アカウントと一般アカウントの違い
不動産会社がLINEを使って集客や情報発信を行う場合、LINE公式アカウントを活用するのがおすすめです。
LINE公式アカウントは、企業や店舗が顧客とのコミュニケーションを図ることを目的としたビジネス向けアカウントです。専用アプリのインストールは不要で使えるので、導入もしやすいです。
普段使う一般アカウントとは以下のような違いがあります。
| 項目 | 一般アカウント | LINE公式アカウント |
| 利用目的 | ・個人同士の連絡 | ・企業や店舗の情報発信 ・自社サービスの利用促進 |
| 使い方 | ・1対1のコミュニケーション ・グループでのやり取り | ・登録者への一斉情報配信 ・顧客との1対1のコミュニケーション |
| 利用料金 | 無料 | 無料プランあり(有料プランも選択可能) |
一般アカウントは個人間のやり取りが中心ですが、LINE公式アカウントは多数の顧客に対して効率よくメッセージを届けられます。顧客管理やマーケティングの観点からも、ビジネスにはLINE公式アカウントが適しているのです。
LINE公式アカウントの機能
ビジネス向けのLINE公式アカウントには、一般アカウントにはない独自の機能が備わっています。主な機能を確認しておきましょう。
メッセージ配信
友だち追加したユーザーへ、直接メッセージを届けられる機能です。テキストやスタンプに加え、画像・動画なども送れます。
画像とテキストを1枚にまとめられる「リッチメッセージ」は、文章だけでは伝わりにくい内容を視覚的に訴求したい場面に最適です。複数のカードを横に並べて表示できる「カードタイプメッセージ」もあり、目的に応じて使い分けられます。
また、「賃貸/売買」「内見前/内見後」などのタグで配信先を絞るターゲティング配信や、友だち追加後◯日目に自動送信するステップ配信にも対応しています。新着物件や値下げ、内見会の案内は、用途別にテンプレート化しておくと運用が安定するでしょう。
配信は通数でカウントされ、プランで上限が変わります。
チャット機能
友だち登録しているユーザーと1対1でメッセージをやり取りできる機能です。物件の空き状況確認、内見日程の調整、必要書類の案内などをトークで完結させられます。
従来はユーザーからのメッセージをきっかけに開始する運用が基本でしたが、現在は認証済アカウントであればオーナー側からチャット送信できる仕様になっています。
なお、チャットの送受信は通数にカウントされません。
リッチメニュー
ユーザーがLINE公式アカウントのトーク画面を開くと下部に固定表示されるメニューです。「物件一覧」「内見予約」「FAQ」、「資料請求」などをボタン化し、導線を視覚的に案内できます。
また、公式Webサイトなど外部サイトへの誘導も可能です。クーポンやショップカードなど、LINE公式アカウントの機能を割り当てる使い方もできます。
メッセージを送らなくても入口が常に見えるので、問い合わせ前の自己解決や回遊促進に効果的です。まずは3〜4ボタン程度に絞り、押す先を明確にすると離脱しにくくなります。
来店予約
予約枠の管理は公式アカウントの標準機能として用意されているわけではありません。予約フォームへのリンクをメッセージやリッチメニューに設置し、外部の予約システムなどで受付・管理を行います。
予約の手順がシンプルになるため顧客の利便性が高まるだけでなく、不動産会社側も予約対応の手間が省けて一石二鳥です。
クーポンカード
友だち登録したユーザー限定で特典を配れる「クーポン」と、来店・購入に応じてポイントを貯める「ショップカード」があります。
クーポンはLINE上で作成でき、メッセージ配信やLINE VOOM、応答メッセージなどから配布可能です。ショップカードは店頭でポイント付与QRコードを読み取ってもらい加算する運用が基本で、ポイント・特典の利用履歴も確認できます。
施策にあわせて使い分けることで、初回来店の後押しや再来店のきっかけづくりに活用できます。
LINE VOOM投稿
LINE VOOMは、LINE内でショート動画などを楽しめる動画プラットフォームです。動画や写真を投稿するとVOOM上に表示され、「いいね」やコメントを通じてユーザーと交流できます。
LINE公式アカウントの友だち以外のユーザーも閲覧できるため、物件紹介や内見の注意点、街の雰囲気、スタッフ紹介などを継続して発信すると、認知獲得につながります。
投稿自体に追加料金はかかりません。管理ツールの「LINE VOOM Studio」を使えば、投稿・分析・コメント管理に加え、動画のサムネイル設定や投稿予約も行えます。
メッセージ配信とは役割を分け、まず知ってもらう接点としてLINE VOOMを活用すると、導線づくりが安定します。
LINEコール
ユーザーが公式アカウントへ、音声通話やビデオ通話をかけられる機能です。LINE公式アカウント側は受信のみで、ビデオ通話もユーザー側から開始します。
急ぎの要件や、チャットでは伝わりにくい相談をその場で補足できます。通話料がかからないため、顧客が気軽に問い合わせできる点がメリットです。
プロフィールに通話ボタンを表示するほか、発信用のURLやQRコードを案内するなど利用導線を整えられます。
レポート機能
管理画面の「分析」で、友だち追加数・ブロック数・ターゲットリーチの推移を確認できる機能です。
性別・年齢・地域などの属性に加え、LINE VOOMやクーポンなど友だち追加経路の内訳も把握可能です。
さらに「分析・メッセージ配信」では、開封・クリックなどの反応をセグメント別に確認でき、期間を指定してCSVダウンロードにも対応します。
配信や導線の結果を振り返り、マーケティング施策の改善につなげるための判断材料として役立つでしょう。
LINEを使ったメッセージ配信については、以下の記事ですぐ使えるテンプレートを用意しています。ぜひ参考にしてください。
⇒【状況別】不動産LINEのやりとり例文を紹介!効果的な活用方法も解説
不動産会社がLINEを使うメリット
多彩な機能のあるLINE公式アカウントを不動産会社が使う場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは8つのポイントを解説します。
初期接点をスピーディーに確保できる
LINEは、QRコードやリンクからすぐに問い合わせを受け付ける導線を用意できます。電話や問い合わせフォームに比べて心理的な負担が小さく、来店前から顧客と接点を築きやすいのが特徴です。
問い合わせから返信までの時間を短縮できるため、リードの取りこぼしを防げます。「まずは気軽に相談したい」という顧客のニーズにも対応しやすくなるでしょう。
開封率が高く情報を届けられる
メールは配信しても見落とされやすく、開封率は10〜20%程度といわれています。一方のLINEはプッシュ通知があるため、LINE公式の案内でも「約8割がその日のうちに開封された」という調査結果が紹介されています。
また、LINEには既読機能があり、相手がメッセージを確認したか一定程度把握できるのも利点です。キャンペーン情報や空室情報などをタイムリーに届けられ、顧客との接点を維持しやすくなります。
メールのように迷惑メールフォルダへ振り分けられたり、受信に気づかれなかったりするリスクも抑えられるでしょう。
電話やメールより心理的ハードルが低い
LINEは日常的に使われているため、顧客が問い合わせしやすい手段です。一言だけの相談や、ちょっとした質問でも送れて、やり取りのきっかけを作りやすいでしょう。
文章を硬くしすぎずに書けるほか、スタンプを使うことで、やわらかい印象を与えられます。特に若い世代や初回の問い合わせでは、電話よりLINEが選ばれやすい傾向にあります。
写真・動画・地図で物件情報をわかりやすく伝えられる
不動産の案内では、文字だけでなく、写真や間取り図などの視覚情報が欠かせません。
LINEなら、物件写真や間取り図、Googleマップのリンクを手軽に送れます。内見動画のURLを共有することも可能です。
文章で説明するよりも直感的に魅力が伝わるため、理解度・反応率が高まることが期待できます。顧客は移動中や空き時間に内容を確認でき、検討のスピードアップにもつながるでしょう。
情報の一斉送信が可能
LINEでは、メールに比べて情報の一斉送信がしやすくなっています。顧客ごとに「購入/賃貸」「内見前/内見後」「予算帯」などのタグによる送信先の絞り込みも可能です。
ターゲットの顧客に必要な情報のみを選択して送れるため、ブロックされるリスクを減らしながら効率的に情報発信ができます。
追客やフォローを自動化できる
LINE公式アカウントの機能を使えば、あらかじめ設定したタイミングでメッセージを自動送信できます。
例えば、友だち追加直後に「登録ありがとうございます」と送ったり、1週間後に「お部屋探しでお困りのことはありませんか?」とフォローしたりする運用が可能です。
新着物件の案内や内見後のお礼なども適切なタイミングで届けられるため、営業担当者の負担を抑えつつ、追客を続けられます。一斉配信と個別対応を使い分けることで、無理なく効率的にフォローしましょう。
LINEを活用して成約率を高めるポイントを知りたい方は、あわせて以下の記事をご確認ください。
⇒【最新】不動産追客はLINEで!成約率を飛躍的に伸ばす方法を解説
顧客の対応履歴を一元管理できる
LINE公式アカウントの管理画面では、顧客とのやり取りを履歴として確認できます。
問い合わせ内容や希望条件をすぐに把握できるため、スタッフ間で情報共有しやすく、対応の属人化を防げるのです。
担当者が不在でも履歴を確認すればスムーズに引き継げるため、対応の抜け漏れを防ぎ、顧客からの信頼にもつながるでしょう。
成約までのコミュニケーションを継続できる
物件探しは、数か月から半年以上かかることもあります。
その間に電話で何度も連絡すると、相手に負担をかけてしまうかもしれません。LINEであれば「新しい物件が出ましたよ」と短い連絡を入れやすく、やり取りを途切れさせにくい点がメリットです。
検討期間が長い顧客とも無理なく関係を保てるため、タイミングが来たときに「まずあの不動産屋さんに相談しよう」と思い出してもらいやすくなるでしょう。さらに、入居後・購入後のフォローにも活用すれば、リピートや紹介につながるきっかけを作れます。
不動産会社がLINEを使うデメリット
LINEは手軽に連絡できる一方、運用を誤ると顧客の不信感を招くおそれがあります。特に、個人情報の取り扱いと連絡頻度は注意が必要です。
導入する前に知っておくべきデメリットやリスクについても確認しておきましょう。
誤送信による個人情報漏えいリスクがある
LINEは送信が即時に反映されるため、宛先を誤ると情報漏えいにつながるおそれがあります。削除や訂正が間に合わず、顧客からの信頼を失う要因になりかねません。
個人名や連絡先、物件情報など機微な情報を含む場合は特に注意が必要です。送信前の確認を徹底し、可能であれば社内でのダブルチェック体制を整えましょう。
不動産会社がLINEを使う際の個人情報の取り扱いに関して、詳しくはこちらをご参照ください。
⇒不動産やりとりのLINE|個人情報を取り扱う方法を解説
連絡頻度が高すぎると顧客に不快感を与えてしまう
LINEは既読確認ができることから、返信を急かされていると感じる人もいます。頻繁なメッセージは営業色が強くなり、顧客が距離を置くきっかけになりかねません。
相手の生活リズムを考えず、夜遅くに送るのもマナー違反です。連絡は適度な頻度に抑え、顧客のペースを尊重したコミュニケーションを心がけましょう。
文章だけでは意図や温度感が伝わらない
LINEは短い文章でのやり取りが基本です。そのため、こちらの意図が正しく伝わらないことがあります。
例えば、少し事務的な返信をしただけで「冷たい人だな」「怒っているのかな?」と誤解されるかもしれません。逆に、絵文字やスタンプを使いすぎて「馴れ馴れしい」と思われることもあります。
対面や電話のように声のトーンや表情が見えない分、言葉選びには慎重さが必要です。トラブル時など大切な話は電話や対面で補うなど、使い分けが求められます。
重要事項や長文のやりとりには向かない
賃貸契約や売買の条件確認など、正確性が求められる内容にはLINEは不向きです。長い文章はスマホの画面では読みづらく、読み飛ばされたり、内容の一部が誤解されたりする可能性があります。
契約に関する重要な内容は、メールや書面で送付するのが適切です。LINEはあくまで気軽なやり取りに活用し、内容によって連絡手段を使い分けましょう。
ブロックされる可能性がある
「不要な情報が多い」「通知がうるさい」と感じられると、あっという間にブロックされてしまうおそれがあります。営業色が強いLINE送信や、配信頻度を考えない発信は避けるべきです。
一度失った接点は別の手段でも回復しづらく、営業効率を大きく下げることになります。顧客の属性やタグごとに情報を選択し、必要な内容のみを送付することが大切です。
チャット内容を共有しにくい
LINEでのやり取りは、基本的に担当者本人や該当アカウントの閲覧権限を持つ人しか確認できません。そのため、チャット内容や顧客情報を社内で広く共有しにくい点がデメリットです。
社内で共有するには、顧客台帳にまとめるなど追加の作業が発生します。負担を減らすには、顧客管理ツールとの連携も検討するとよいでしょう。
不動産会社がLINEを活用して成約率を高める方法
不動産会社がLINEを営業に役立てるには、どうすればよいのでしょうか。成約率を高めるための具体的なステップを見ていきましょう。
LINE公式アカウントを開設
企業としてLINEを活用するなら、まずは「LINE公式アカウント」を開設しましょう。ビジネス向けのアカウントのため、顧客も抵抗なく友だち登録できます。
先述の通り、公式アカウントならではの機能を上手に活用すれば、業務効率化や成約につながるコミュニケーションの強化も期待できます。
LINE公式アカウントの開設について、詳しくは以下の記事を参照してください。
⇒不動産会社のLINE公式アカウント活用方法|利用の手順も紹介
友だち追加の導線を作成
LINEを活用するには、できるだけ多くの顧客に友だち追加してもらう必要があります。来店時の案内に加え、次のような場所にもURLやQRコードを設置しましょう。
- 公式Webサイト
- マイソク(物件チラシ)
- 新聞折込チラシ・DM
- SNS
- 名刺
- 内見時
友だち追加後にスムーズに対応できるよう、リッチメニューや応答メッセージなどを事前に整えておくことも大切です。
自動応答機能を設定
顧客からの連絡に備えて、自動応答メッセージを設定しておきましょう。営業時間外でも一次対応ができ、連絡の取りこぼしを防げます。
例えば「ご連絡ありがとうございます。担当者が確認次第、返信いたします。」といったメッセージがすぐに届くだけでも、顧客は安心できるものです。
応答スピードの速さで他社との差別化を図れるほか、顧客満足度の向上も期待できるでしょう。チャットボットを活用して、よくある質問に自動で回答できるようにすると、対応負担の軽減にもつながります。
検討段階に応じたステップ配信を設計
資料請求から内見希望、条件再検討など、顧客の検討フェーズに応じて配信内容を変えることが効果的です。売り込みではなく、悩みに寄り添ったアドバイス型の配信を心がけましょう。
- 資料請求直後:「他にご希望の条件はありますか?」とヒアリングする
- 内見後:「ご覧いただいた物件はいかがでしたか?」とお礼と感想を聞く
- 検討中:「似た条件の新着物件が出ました」と情報を提供する
段階的に信頼関係を築くことで、成約までスムーズに進みます。顧客の温度感を見極めながら、適切なタイミングでメッセージを送ることが重要です。
リッチメニューを設定
トーク画面下部に固定表示できるリッチメニューを活用すると、物件検索や来店予約への導線を視覚的に案内できます。
- 物件検索ページへ移動するボタン
- 来店予約フォームへ移動するボタン
- 公式Webサイトへ移動するボタン
- よくあるQ&Aへ移動するボタン
- スタッフ紹介ページを見るボタン
これらを画像付きで設置することで、顧客は必要な情報にすぐアクセスでき、問い合わせのハードルも下がります。イベント情報やキャンペーンなどを表示する場合は、内容を常に最新に更新しておきましょう。
不動産会社がLINEを利用する際の注意点
LINEは便利なコミュニケーションツールである一方、誤った使い方をすれば顧客の信頼を損ねたり、トラブルに発展したりすることもあります。運用上の注意点をあらかじめ理解しておくことが重要です。
配信の頻度や時間帯に配慮する
連絡がしやすいツールだからといって配信頻度を増やしすぎると、顧客に「しつこい」という印象を持たれてしまいます。ブロックや企業イメージの低下につながりかねません。
早朝・深夜など迷惑がかかる時間帯は避けましょう。昼休みや通勤・帰宅の時間帯など、顧客がチェックしやすい時間を選び、1〜2週間に1回程度の頻度で送るのがベターです。
公私混同した内容を送らない
私的な内容のLINEは、クレームにつながりやすい要因の一つです。プライベートな内容や、馴れ馴れしすぎる言葉遣いは避けましょう。
距離を詰められるのが苦手な顧客もいます。あくまでもビジネスの範囲内で活用するよう心がけましょう。
見やすさ・読みやすさを工夫する
LINEはスマートフォンで読まれることが多いため、スマホ画面で読みやすいように工夫をしましょう。
- 適度に改行を入れる
- 1回のメッセージは短くまとめる
- 重要な箇所は【】で強調する
- 箇条書きを活用する
- 画像や動画を取り入れる
見やすさ・読みやすさによって、メッセージを読んでもらえるかどうかが大きく変わります。伝える情報だけでなく、見せ方も整えておきましょう。
内容によって連絡手段を使い分ける
連絡がとりやすいからといって、すべてをLINEで完結させるのはおすすめできません。LINEは気軽な連絡に向いている一方で、長文になりやすい説明や重要なやり取りには不向きです。
<連絡手段の使い分け>
- LINE:簡単な質問対応/日程調整/物件紹介
- 電話・対面:重要事項の説明/込み入った相談
- メール・郵送:正式な書類の送付
内容に応じて連絡手段を使い分けることで、誤解や行き違いを減らせます。
個人情報の取り扱いルールを明確にする
LINEで氏名や住所、収入に関する情報などの個人情報を扱う場合は、慎重な運用が欠かせません。
可能であれば、LINE上での個人情報の送受信は避け、専用のフォームに入力してもらうなどの対策をとりましょう。
あわせて、誤送信や漏えいを防ぐために、「LINEで送る情報」と「送らない情報」を社内で明確にし、マニュアルとして整備しておくことが大切です。情報保護の観点から、権限管理や保管ルールなどの運用体制も見直しておきましょう。
個人のLINEではなく、LINE公式アカウントを利用することで、管理面のリスクを抑えやすくなります。
LINEと併用したい不動産業務を効率化するツール
LINEは顧客との連絡に便利な一方で、顧客管理や物件提案までをLINEだけで完結させるのは難しい場面もあります。そこでおすすめなのが、不動産業務に特化したクラウドツール「Facilo(ファシロ)」です。
Faciloは、次のような機能で業務効率化を支援します。
- 顧客情報・物件情報の一元管理:顧客ごとの希望条件や問い合わせ履歴をまとめて管理
- お客様マイページの自動生成:顧客ごとに物件比較ページを作成し、検討状況を可視化
- 追客状況の可視化:「顧客ログ機能」で追客のベストタイミングを逃さない
- 追客メールのテンプレート:フォローアップ文面の作成を効率化
- 販売図面の自動帯替え:帯替え作業を自動化し、周辺業務の負担を削減
LINEと組み合わせれば、「顧客がマイページを確認しているタイミングで、物件情報をLINEで案内する」といった運用も可能です。顧客の状況にあわせた追客がしやすくなり、成約につながる動きを後押しします。
不動産ツールを導入して成功した事例
ここでは、実際にFaciloを導入して成果を出した不動産会社の事例を紹介します。
株式会社仁リアルティ
株式会社仁リアルティでは、一人社長として顧客対応から管理までを担うなかで、顧客情報の整理や物件提案の準備に大きな負担を感じていました。
また、LINEでの追客は顧客の温度感がつかめず、接点が取れた顧客の約8割が、返信のないまま離脱してしまう状況だったのです。
そこでFaciloを導入したところ、顧客ログ機能により、お客様がマイページを閲覧しているタイミングを逃さず、LINEで後押しできるようになりました。運用面でも、週に1回は全顧客のマイページを確認し、物件情報を更新したうえで資料を送る流れへと見直しています。
その結果、離脱率は約8割から約4割へと半減しました。お客様からは「定期的によい物件を送ってくれる存在」として認識されるようになり、検討が進んだタイミングで自然と連絡が来る関係性を築けています。
参照:Facilo導入事例「株式会社仁リアルティ」
三井不動産リアルティ
三井不動産リアルティでは、営業担当者が物件情報を紹介しても、お客様が実際に見ているかどうかを把握しにくい点が課題でした。また、販売図面の帯替えなど手作業に時間がかかり、提案やフォローに割ける時間が限られていたのです。
Facilo導入後は、通知機能によりお客様が物件を閲覧したタイミングを把握できるようになりました。検討意欲が高まっている瞬間を逃さず連絡しやすくなり、提案の精度とスピードも向上しています。
さらに、自動帯替えや内見依頼機能も活用し、資料作成と内見調整の手間を削減。営業担当者は本来注力すべき提案や接客に時間を回せるようになりました。
お客様からは「リハウスの物件は1ページでまとまっていて見やすい」と好評で、利便性が向上しています。営業担当者にとっても「かゆいところに手が届くツール」と評価され、これまで手動で時間をかけていた業務の効率化につながっています。
参照:Facilo導入事例「三井不動産リアルティ」
株式会社ハローホーム
株式会社ハローホームでは、レインズから図面をダウンロードし、帯替えしてメール添付する手作業に1件約30分かかっていました。返信のない顧客の検討状況も見えず、追客の優先順位や次の打ち手を決めにくい点も課題だったのです。
そこでFaciloを導入したところ、物件情報の取得から帯替えまでがほぼ自動化され、30分かかっていたメール作成が約10分で完了するようになりました。さらに、顧客ログを確認し、開封しているお客様に優先して電話をかけるなど、状況に応じた打ち手を立てやすくなっています。
その結果、返信率は2倍に向上しました。営業3年目の担当者も、顧客ログをもとにした追客によって短期成約を2件獲得しています。問い合わせから1か月、3か月といった比較的短い期間で成約につながった事例も出ています。
参照:Facilo導入事例「株式会社ハローホーム」
不動産のLINEに関するよくある質問
ここでは、不動産会社がLINEを利用する際によくある質問を紹介します。
- Q1. 個人のLINEと公式アカウント、どちらを使うべきですか?
- Q2. LINE公式アカウントは無料ですか?
- Q3. 不動産会社からのLINEは何時まで送ってもよいですか?
- Q4. 個人情報をLINEで送ってもらってもよいですか?
- Q5. LINEでブロックされないコツはありますか?
Q1. 個人のLINEと公式アカウント、どちらを使うべきですか?
ビジネスで利用するなら、会社として管理できる「LINE公式アカウント」の利用が基本です。
個人アカウントは、端末紛失や誤送信による情報漏えいのリスクがあるのに加え、担当者が退職した際に顧客情報や対応履歴を引き継ぎにくいという課題も抱えています。
公式アカウントであれば、一斉配信や属性に応じた配信ができ、追客やフォローの自動化にも活用できます。運用ルールを整えやすく、組織として継続的に対応できる点がメリットです。
Q2. LINE公式アカウントは無料ですか?
基本的な機能は無料で使えます。ただし、1か月に送れるメッセージ数に制限があり、それを超えると有料プランへの切り替えが必要です。
まずは無料プランから試してみるとよいでしょう。
Q3. 不動産会社からのLINEは何時まで送ってもよいですか?
早朝や深夜の送信は避け、昼休みや通勤・帰宅の時間帯など、顧客がチェックしやすい時間帯を選んでください。
一般的には8時〜20時頃が目安となります。頻度も1〜2週間に1回程度にとどめ、しつこい印象を与えないよう配慮することが大切です。
Q4. 個人情報をLINEで送ってもらってもよいですか?
LINEで氏名・住所・収入などの個人情報を送ってもらう運用はおすすめできません。誤送信や端末紛失、第三者に画面を見られるなどのリスクがあります。
必要な場合は、専用フォームや暗号化された送付手段に誘導し、LINEでは「受付・案内」にとどめましょう。社内で取り扱い範囲と保管ルールを明確にすることも重要です。
Q5. LINEでブロックされないコツはありますか?
配信頻度を適切に保ち、顧客にとって有益な情報を厳選して送ることです。売り込み色が強いメッセージや、関係のない情報を何度も送ると、ブロックされる原因になります。
顧客の属性やタグごとに送信内容を選択し、必要な情報のみを届けましょう。
まとめ|LINEを賢く活用して不動産営業の効率化と成約率アップを目指そう
日常的に使われているLINEは、不動産営業でも有効な連絡手段です。LINE公式アカウントを運用すれば、顧客の間口を広げられるだけでなく、気軽なやり取りと高い開封率により、問い合わせ数や成約率の向上が期待できるでしょう。
一方で、LINEだけでは個人情報の管理や物件提案の整理、顧客の検討状況の把握に限界があります。そこで役立つのが、不動産コミュニケーションクラウド「Facilo(ファシロ)」です。
顧客ごとにマイページを用意し、物件提案をまとめて提示できるほか、閲覧履歴やアクセスログも自動で記録できます。どの物件に関心があるかが見えるため、追客の優先順位がつけやすく、営業活動の効率化にもつながるでしょう。
LINEのスピード感ある対応と、Faciloによる提案・管理を組み合わせることで、顧客体験を高めながら成約につなげる営業体制を構築できます。
「LINEだけでなくもっと効率的に追客したい」「組織全体で営業力をあげたい」とお考えなら、まずは資料をダウンロードして、機能と効果を確認してみてください。
【不動産仲介業務の営業効率UP!買い仲介成約率向上へ】
不動産コミュニケーションクラウド「Facilo(ファシロ)」で業務効率化と売上拡大を同時に実現!
●物件提案時間を約80%削減できる
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●顧客マイページで情報提供を一元化
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