【不動産業者向け】レインズで物件登録・検索を利用するメリット!便利な機能をわかりやすく紹介
不動産仲介業者に対して、全国のあらゆる物件情報を一元化・公開しているレインズは、多くの成約に貢献しているネットワークシステムです。
会員制のレインズは、指定流通機能に登録した不動産業者のみ利用できる仕様となっているため、具体的なサービス内容が気になる方は多いでしょう。
この記事では、レインズでの物件登録や検索の流れ、登録するメリットなどを詳しく紹介した上で、『Facilo(ファシロ)』と連携することによるメリットを紹介します。
目次[非表示]
- 1.レインズ(REINS)とは
- 2.レインズを利用できる不動産業者の条件
- 3.レインズに掲載される不動産情報
- 4.レインズでの不動産情報検索の仕組み
- 4.1.①売却したい不動産情報の登録
- 4.2.②不動産情報の検索
- 5.不動産業者がレインズを利用するメリット
- 5.1.①会社の規模を問わず物件情報を全国に配信できる
- 5.2.②売主に登録費用が発生しない
- 5.3.③売主が不動産業者を訪問する必要がない
- 5.4.④囲い込み防止になる
- 6.物件検索・提案をより快適にするFacilo
- 7.まとめ
レインズ(REINS)とは
レインズ(REINS)とは、国土交通大臣が認定した不動産物件の情報交換を支援する不動産流通標準情報システムのことです。
全国の様々な不動産物件情報を一元化した総合サイトであり、会員になった不動産業者(宅地建物取引業者)のみに情報が公開されています。
基本的な機能として、売買物件の検索や物件情報の登録、過去に取引された事例に基づくエリアごとの適正価格の表示などを提供しています。
レインズは、媒介契約制度に基づいて安心・安全な不動産取引をサポートするシステムです。
専任媒介契約と専属専任媒介契約の場合、レインズに物件情報を登録する義務があります。
不動産コミュニケーションクラウド『Facilo(ファシロ)』の資料はこちら
レインズを利用できる不動産業者の条件
レインズは、宅地建物取引業協会をはじめとする指定流通機構に登録済の不動産業者が利用可能です。
▼レインズの指定流通機構
- 各都道府県の宅地建物取引業協会
- 全日本不動産協会
- 不動産流通経営協会
- 全国住宅産業協会
宅地建物取引主任者の資格を個人で所有している場合でも、会社として登録していない場合はレインズを利用できません。
ただし、不動産売却を依頼した売り主に関しては、一部の情報のみ閲覧可能です。
レインズに掲載される不動産情報
レインズの会員向けに公開されている不動産情報は、下記のとおりです。
▼レインズで閲覧可能な情報
- 物件の価格、所在地、間取り、構造、築年数、設備
- 売買条件、賃貸条件、取引価格、その他の取引に関する特記事項
- 物件の外観、内装、間取り図の写真と図面
- 物件の所有者情報
- 交通アクセス、学校区域、周辺施設などの環境情報
- レインズで蓄積された情報に基づく成約価格
レインズでは、売買・賃貸に出された住宅や土地などの基本情報を公開しています。
さらに、レインズでは過去に取引された情報を蓄積しており、その情報に基づいた不動産の成約価格を知ることも可能です。
レインズでの不動産情報検索の仕組み
ここからは、レインズを利用する不動産業者の担当者様に向けて、物件情報の登録や検索機能の仕組みなどを紹介します。
①売却したい不動産情報の登録
売主から不動産売却の依頼を受けた不動産業者は、まずレインズに会員登録します。
会員登録を済ませたあと、レインズにログインして対象の不動産情報を登録します。
登録した物件情報は、あくまで会員のみに公開される仕組みです。ただし、会員の母数が多いため、早期成約の可能性を高められるのは大きな利点です。
②不動産情報の検索
物件の購入希望者から依頼を受けた不動産業者も、事前にレインズに登録しておく必要があります。
レインズにアクセスしたあと、購入希望者が希望する条件に沿って、物件を検索します。
レインズに登録された全国各地の物件を容易に検索できるようになっており、売却希望者と購入希望者をスムーズにマッチングさせることが可能です。
不動産コミュニケーションクラウド『Facilo(ファシロ)』の資料はこちら
不動産業者がレインズを利用するメリット
ここからは、不動産の売買をレインズを介して行うメリットを詳しく紹介します。
①会社の規模を問わず物件情報を全国に配信できる
レインズが敷く強力な全国ネットワークを活かして、売却希望の物件情報を広く配信できるのは大きなメリットです。
レインズに登録した不動産業者の規模を問わず、全国の買い手候補に物件情報を閲覧してもらえます。
ターゲットの拡大と売却までの時間短縮に期待できるため、スムーズな売却成約にもつながります。
②売主に登録費用が発生しない
会員制のレインズですが、会員登録や各種機能の利用に費用が一切発生しません。
物件情報の登録から閲覧まで無料で利用できるため、売主への利用も促進しやすいです。
ただし、レインズを介して買い手が見つかり、売買が成立した際、不動産業者に仲介手数料を支払う仕組みとなっています。
③売主が不動産業者を訪問する必要がない
レインズなら、オンライン上で売却希望者と購入希望がマッチングするため、売主が不動産業者の店舗を訪問する必要がありません。
レインズを介して売主と不動産業者で契約締結となったあと、全国ネットワークで物件情報を共有可能となります。
従来の不動産売買のように、売主と不動産業者が直接対面することなく契約できるため、双方にとって移動の負担や手間を省けるのがメリットです。
④囲い込み防止になる
囲い込みとは、売主の売買物件を他社が仲介しないように、不動産業者が意図的に情報を非公開にしたり、悪条件で提示したりすることです。
レインズに登録された売買物件の情報は、タイムリーに取引状況の変化を把握できるため、囲い込み防止になります。
成約の有無を確認したい場合、その場で瞬時にチェックできるため、透明性・公平性の売買活動の場として活用できます。
物件検索・提案をより快適にするFacilo
顧客の快適な物件情報の検索・閲覧・比較・検討をサポートしたい場合、レインズには搭載されていない機能を外部ツールで補うことも大事です。
『Facilo(ファシロ)』は、不動産仲介業務における簡単でスピーディーな物件提案や、顧客ごとに最適化した物件情報の提供を支援するクラウドツールです。
レインズと連携し、顧客が物件検索サイトで手入力していた検索条件をボタンひとつで読み込めるため、新着物件や価格改定物件を瞬時に表示できます。
さらに、物件の比較・検討を効率化するお客様マイページ機能を提供し、スムーズな内見につなげます。
Facilo内で取得した顧客行動ログに沿って、ニーズに即した物件提案をタイムリーに実現できる、提案力アップに大いに貢献するツールです。
不動産コミュニケーションクラウド『Facilo(ファシロ)』の資料はこちら
まとめ
この記事では、レインズで物件登録や検索を利用するメリットについて以下の内容で詳しく解説しました。
- レインズ(REINS)とは
- レインズを利用できる不動産業者の条件
- レインズに掲載される不動産情報
- レインズでの不動産情報検索の仕組み
- 不動産業者がレインズを利用するメリット
レインズは、指定流通機構に登録した不動産業者のみ利用できる不動産流通標準情報システムであり、安心・安全な取引を支援しています。
不動産業者がレインズを利用した場合、会社の規模を問わず買い手のターゲットを全国に拡大することができ、売主とのやりとりもオンライン上で完結できます。
不動産仲介業務で顧客ニーズにもっと寄り添った提案をしたい場合、多岐にわたる物件情報と顧客情報を一元化できるクラウドツール『Facilo(ファシロ)』にお任せください。
不動産仲介業務を効率化する多様な機能に加えて、提案物件や周辺施設などの情報を直感的に把握できる機能で顧客体験を向上します。
顧客が今求めている情報を情報をタイムリーに提供できる『Facilo』に興味のある担当者様は、ぜひこの機会に魅力的な搭載機能がわかる資料を無料でダウンロードしてみてはいかがでしょうか。